EP9312は、次世代の民生用/産業用エレクトロニック製品向けに設計されたARM920T ベースのプロセッサです。EP9312は200 MHz ARM920T プロセッサ及び、IDE内蔵インターフェースを含む高機能周辺機器インタフェースが集積されており、幅広い製品分野に適しています。
16KB、64 ウェイ・セットアソシエイティブ方式の命令とデータ・キャッシュを備えたARM920T マイクロプロセッサ・コアは、MaverickCrunch コプロセッサにより拡張されています。EP9312 MaverickCrunch エンジンは、高度なミックスド・モードの演算コプロセッサで、ARM コアのシングル/ダブル・プレシジョン整数や浮動小数点の処理機能を強化します。
EP9312は、内蔵IDEインターフェースにより、ハード・ドライブやCDドライブ、DVDドライブなどの多数のハードウェア・デバイスに直接接続することができ、BOMコスト及びボードのサイズを著しく削減することができました。
個々にユニークなハードウェアプログラムIDである MaverickKey は、ウェブ・コンテンツやネット取引上の保護の懸念に対する最適なソリューションです。音楽や書籍などのデジタル・メディアの配信において、インターネット・セキュリティが重要な機能となってきている現状で、従来のソフトウェア方式は急速に信頼できないものとなってきています。MaverickKey の個々にユニークな ID を使えば SDMI や他のデジタル・ライト・マネージメント認証メカニズムで設定されるような特別なハードウェア ID を使用する方式が可能になります。
EP9312は、1/10/100 Mbps の高性能イーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(MAC)と共に SPI および I²S オーディオ、ラスター/LCD、IDE ストレージ機器、キーパッド、タッチスクリーンへの外部インタフェースを組み込んでいます。また3ポートの USB 2.0 フルスピード・ホスト・ポート(12 Mbps)と3個の UART も集積しています。
ARM920Tの32ビット・マイクロコントローラ・アーキテクチャは、5段階のパイプライン構成で、低消費電力で優れた性能を実現しています。ARM コアは1.8 V 以上でI/O は3.3 V の電源動作で、EP9312の消費電力は通常0.5Wより少ない。
EP9312の応用製品は、デジタル・メディア・サーバーやジュークボックス、テレマティック・コントロール・システム、シン・クライアント、セットトップ・ボックス、POSターミナル、産業用コントロール、生体測定セキュリティ・システム、GPS製品などがあげられます。
| Part | Processor Speed (MHz) | Cache Data/Code | Ethernet MAC | PCMCIA Device | IDE/IF | USB Hosts | Display I/F | Graphics Engine | Math Crunch Engine | Touch/ADC | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| EP9312 | 200 | 16 K/16 K | ![]() |
— | 2 | 3 | ![]() |
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8 wire | 352 PBGA |