EP9302は、200MHz ARM9プロセッサを搭載する高性能のシステム・オン・チップ設計であり、多数の産業用及び民生用エレクトロニック・アプリケーションに最適です。
EP9302は、Linux®、Windows® CE、及びその他のエンベディッド・オペレーティング・システムをサポートするメモリ・マネージメント・ユニット(MMU)付き、最先端のARM920Tプロセッサが内蔵されています。ARM920Tの5段階パイプライン構成の32ビット・マイクロコントローラ・アーキテクチャによって低電力、高性能を実現しています。
16KBの命令キャッシュと16KBのデータ・キャッシュによって、実行中のプログラムやデータはゼロ・サイクル待ち時間となります。或いは、意図的にキャッシュ・アウトをロックすることによって、重要な命令及びデータに待ち時間なくアクセスできることも保証します。命令メモリのサイズが制限されているアプリケーションのためには、ARM920Tの圧縮したThumb命令によって、スペースを有効利用でき、最大限に外部命令メモリを活用することが出来ます。
ARM920Tコアは、MaverickCrunchコプロセッサにより拡張されます。このコプロセッサは、ARM920Tの倍精度整数及び浮動小数点演算能力を大幅に強化します。それによって、デジタル・オーデイオやビデオのエンコーディング、産業用コントロール・アルゴリズムの処理、その他の数値演算、そしてデータ処理時に高速な演算能力を発揮します。
MaverickKeyハードウェア・プログラムされたIDは、ウェブ・コンテンツやネット取引の安全性に関する懸念に対して、最適なソリューションを提供します。MaverickKeyは、OEMメーカーに、SDMI(デジタル音楽著作権保護)やその他のデジタル・ライト・マネージメント機器で設定されるような特別なハードウェアIDを使用する方式を提供します。
EP9302に、1/10/100Mbpの高性能イーサネット・メディア・アクセス・コントローラ(MAC)と共に、SPI、AC'97及びI²Sオーディオへの外部インターフェースが搭載されています。また、12Mbpsで作動する2ポートUSB2.0フルスピード・ホスト(OHCI)、2個のUART及び12ビットA/Dコンバータも組み込まれています。
ARM920Tコアは、1.8 V からの電源で作動します。入力/出力(I/O) は3.3 V の電源で、通常0.5W以下の電力を消費します。
産業用コントロールやデジタル・メディア・サーバー、ジュークボックス、シン・クライアント、セットトップ・ボックス、POSターミナル、バイオメトリック・セキュリティ・システム、及びGPSデバイスなどの設計者にとって、EP9302の集積されたアーキテクチャと最新の機能は、大変有効なものとなるでしょう。そして設計者は単一のプラットフォームを設計するだけで、広範囲の周辺インターフェースの使用構成を変えることにより、複数の最終製品を差別化でき、製品開発の費用が削減されると同時に、市場投入までの所要時間も短縮されます。
| Part | Processor Speed (MHz) | Cache Data/Code | Ethernet MAC | PCMCIA Device | IDE/IF | USB Hosts | Display I/F | Graphics Engine | Math Crunch Engine | Touch/ADC | |
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| EP9302 | 200 | 16 K/16 K | ![]() |
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5 ADC | 208 LQFP |