新しいメガピクセルCCDインタフェース・チップでデジタル・カメラ市場に参入

CCDベースの高解像度デジタル・カメラ向けに、設計の柔軟性とダイナミック・レンジを実現/新製品「Crystal CS7620」をIBMおよびポラロイドと共同開発

1999年1月11日

シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、会長兼CEO:マイケル・ハックワース)はこのたび、CCD(Charge-Coupled Device)デジタル静止画カメラ向けに優れた画像品質と設計の柔軟性を提供する、アナログのフロントエンド・インタフェース・チップ「CS7620」を発表した。今回発表された新しいCrystal(R)デジタル・イメージング・チップはポラロイド・コーポレーションおよびIBMと共同設計されたもので、CCDとバックエンドの静止画カメラ・プロセッサとのギャップを埋める為に必要な機能をすべて提供する。

CS7620は、近年拡大してきたデジタル静止画カメラ市場に特化した製品である。最新のSemicoリサーチ・レポートによると、同市場の出荷量は1999年に600万台に達し、 2002年には2,600万台にまで成長すると予測されている。CS7620はシーラス・ロジックのDRX(TM)技術を採用し13ビットまでのイントラ・シーンのダイナミック・レンジを実現し、画像の明瞭さとディテールを改善した。また、システム・コストの削減とカメラ性能の増強に成功している。シーラス・ロジックでは、1999年の第2四半期に同チップを量産体制に移行する予定である。

高集積で柔軟性に富むソリューション

CS7620には、優れた画像品質を得るためのCDS(Correlated Double Sampler)、さまざまな解像度の画像に対応するためのDRXベースのA/D(Analog-to-Digital)コンバータ、柔軟性に富むオンチップのタイミング・ジェネレータ、および2個のプログラマブルなD/A(Digital-to-Analog)コンバータが組み込まれており、バラエティに富んだCCDに接続するのに必要な機能をすべて実現している。人気の高いメガピクセルCCDでは、オンチップのタイミング・ジェネレータによって、CCDをスナップショット・モード(静止画像)およびプレビュー・モード(低解像ビデオ)でドライブできる。垂直タイミングと垂直/水平タイミングに別々のタイミング・ジェネレータを必要とするCCDに対しては、パーシャル・マスタ・モードおよびスレーブ・モードを使用可能である。CS7620はさらに、 プログラマブルなフルスケールの入力レンジを提供することによって、幅広いCCD飽和電圧を実現している。そして、基板バイアスを制御するためにプログラマブルなD/Aコンバータを組み込んでいるので、システムのチップ数を削減し、トータル・コストを抑制することができる。

CS7620はバッテリ電源モードで消費電力を最小限に抑える手段として、低電力消費の低解像プレビュー・モードを提供している。これで、カメラの内蔵LCDパネルでビデオのプレビューをする際にチップの電力消費をかなり抑えることができる。

実現されるカメラ像

シーラスのクリスタル画像処理及びビデオ製品担当ディレクターのダグラス・ホルバーグは、「当社はポラロイド・コーポレーションとIBMの両社、つまりポラロイドのCCD回路の製造業者と共同作業を行って、システム環境でCCDと連携する形式で当社の画像処理チップの性能を最適化するように努めた。CS7620の設計においては、カメラのシステム回路を全体的に注意深く評価した。ポラロイドのCCD設計者と緊密に協力することによって、CCDの基本的なノイズ・パフォーマンスに対処している。つまり、アナログのシグナル・パスを最適化してダイナミック・レンジを最大化し、画像品質の向上に成功したのである」と語っている。

ポラロイド・コーポレーションの画像センサ技術部門担当ディレクター、ドクター・スチュアート・スピツァーは、「シーラス・ロジックのクリスタル画像処理チームは当社の画像取り込みノウハウを吸収して独自のミックスド・シグナル技術に応用することに成功した。そして、最適なアナログ信号処理ソリューションを実現したのである」と賞賛している。

IBMのマイクロエレクトロニクス半導体契約製造サービス担当ディレクター、ケン・トリノは、「シーラス・ロジックのクリスタル・ミックスド・シグナル・チームは当社と緊密に連携し、彼らの画像処理チップと当社の市場投入予定のCCDとの相性が素晴らしいものであることを証明してみせた。さらに、当社のCCDをCS7620と連携する際のパフォーマンスをデモンストレーションする評価プラットフォームも共同開発した。共同作業を行ったことで、製造業者の生産コストの削減と開発期間の短縮を推進させることが可能になった。これで、デジタル静止画カメラを消費者に浸透させることができる」と語っている。

対象となる分野

高解像度の静止画カメラ製品を対象としているCS7620は、動作モードをいくつも備えているので、様々なCCDとの接続が可能である。

価格および出荷予定

CS7620は現在、1999年第2四半期に予定されている量産セットでサンプル出荷中。パッケージは64ピンTQFPで、価格は10,000個以上出荷時の単価で米4.00ドル以下に設定されている。

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