1999年7月29日
シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチは、同社のクリスタル・セミコンダクタ事業部がOPTi Inc.(米国カリフォルニア州ミルピータス)、TriTech Microelectronics Pte Ltd.(シンガポール)、TriTech Microelectronics International, Inc.(米国カリフォルニア州サノゼ)に対する特許権侵害訴訟で勝訴し、2,000万ドルの賠償金の裁定を得たと発表した。
米テキサス州西地区米国地方裁判所の記録的な判決において、裁判長を務めたサム・スパークス判事は各被告人に対して、数百万ドルの賠償金に加え判決後利益を賠償するよう裁判所に正式提出した。裁判所は陪審団の評決した賠償金を減額したが、被告側の再審要求を退け、この事例が例外的であると認定するよう求めていたクリスタルの要求により裁判所はクリスタルに有利に賠償額を設定した。
この訴訟の争点は、シーラス・ロジックの技術として広く認識されているDelta Sigmaテクノロジーであった。このテクノロジーは、マイクロフォンやセンサなどをソースとするアナログ信号を、オーディオ製品やモデムを始めとするデジタル・システムが使うデジタル・データ・ストリームに変換するうえで重要な役割を果たす。スパークス判事は陪審団の決定を促すうえで、Delta Sigma特許権の有効性と、被告TriTechが故意にそれを侵害したという裁決を再度容認した。被告TriTechが故意に特許権侵害を犯したとする陪審団の評決を支援し、裁判所は基本賠償を二倍にし、弁護費用と経費を負担するように裁定している。
裁判所は、「クリスタルに掛かった負担を検討しても、故意か否かの問題は厳密に明らかにはならなかった」としながら、「事なかれ主義の防御は、故意的侵害を取り消すのに有効ではない」と述べた。さらに、緊急の永久的差止め命令を発し、1999年2月12日以降に侵害製品が販売された顧客すべてを示すように被告に命じた。
シーラス・ロジックのデヴィッド・フレンチ社長兼CEOは、次のように述べた。「我々は、判決がシーラス・ロジックの知的資産の強さを強調したものであると確信している。特に、この特許技術は組み込みアプリケーション用の高性能アナログおよびミックスド・シグナルの集積化にフォーカスする当社の戦略をサポートしている。シーラス・ロジックは870件を超える米国特許(発行済みと申請中を含む)を保持し、そのうち50件以上が当社独自のDelta Sigmaテクノロジーに関連している」フレンチ社長は自社の豊富な特許権ポートフォリオの市場を守るために、特許権を侵害する競合他社に対して権利を積極的に主張し続けると宣言した。 被告のOPTiとTriTechの侵害製品はオーディオIC市場に投入された。シーラス・ロジックはこの市場でのリーダー企業である。Forward Concepts(米国アリゾナ州テンピー)が発表したのマーケット・リサーチ報告書によると、シーラス・ロジックはオーディオIC市場(1998年度の市場規模16億ドル)で総合的なマーケット・リーダーとして指名されている。Forward Conceptsは、この市場(パーソナル・コンピュータ分野、民生分野、プロフェッショナル分野)の規模は年平均で18%の成長率を実現し、2003年までに36億ドルに達するものと予想している。 。
OPTiおよびTriTechに対する訴訟は、米国特許権番号の4,746,899、4,851,841、5,220,483の侵害を主張したものである。OPTi/TriTechの侵害製品は、AC97互換の、シリアル、およびパラレル・オーディオ・コーデック・デバイス(AC97とは、コンピュータ・オーディオ・システムに関連するIntel仕様)である。シーラス・ロジックは、OPTiおよびTriTechの両社に対して、下記の侵害デバイスと同等のデバイスを提供する立場にあることを立証した。
28021 C02; 28023; 28025 April B; 28026; 28027B Midas; 28029; 60102; 60103; 60104 A, B01; 60105 A, B, C01, C02; 60107 (別称、88015d); 60109; 60111; 60301 (別称、OPTi 930); 60302 A02, B05, B06, B07 (別称、OPTi 931); 60304 (別称、OPTi 933); 61401; 83100 B02, C01; 88014; 88015 A, B, C; 88017 A01; 88018 A01; 88019 A01 (別称、61301); 88020 A02, B01 (別称、60303 and OPTi 916); 88021 A02, B01; 88025 A02;および、88200 (すべての改訂版); 88802 A01, A02 (別称、88801)。