PCオーディオ・アプリケーション向けハイエンド・クリスタル(R)DSPを発表

業界をリードするコンピュータ・オーディオ性能を低価格で実現/コンピュータ・ゲームとビジネス・アプリケーションの市場に製品ラインナップを拡充

1999年9月7日

シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、オーディオICの業界リーダとして新機軸DSP(Digital Signal Processor)PCIオーディオ・アクセラレータ製品、「CS4630」を発表した。今回発表されたCS4630は、ハイエンドのアドイン・オーディオ・カード並みのパフォーマンスをPCメーカに提供する。PCオーディオ・アプリケーション(コンピュータ・ゲームやPCベースのTV会議など)で必要とされるオーディオ機能と性能を実現し、アドイン・カードのメーカとPC OEMのどちらに対しても、低価格で高品質のPCオーディオ・パフォーマンスを提供する。

CS4630は、140 MHz DSPコア、メモリ(コード、パラメータ、サンプル・メモリのサイズとして各4.5 Kを搭載)、および高度な0.24-ミクロンCMOSプロセス技術を組み合わせて、市場最速のPCオーディオ・プロセッシングを実現している。技術仕様上、この拡張された処理能力により、同時発音数を大幅に増大することができる(64~96のハードウェア・ボイスと、128~512のソフトウェア・ボイス)。また、CS4630は3Dサウンドを実現する為にビット・ストリームを4重化し、臨場感を演出する32-ビット・ストリームを実現する。消費者にとって、こうした余裕のあるパワーにより、コンピュータ上で明瞭で歪みのない、オーディオ家電並みの音質を体感することが可能となる。

この高いオーディオ処理能力により、CS4630は多くの優れた機能をを実現している(Sensuara 3Dおよびマルチチャネル・オーディオ、EAXオーディオ、無制限のウェーブテーブル・シンセサイザ発音数、ハードウェア・サンプル・レート・コンバータ、ディジタル・ミキサ、10-バンド・グラフィック・イコライザなど)。CS4630はこうした「エデュテイメント」機能に加え、PCのメインストリーム市場向けの機能(ソフト・モデム、強化版のパワーマネージメント機能、IntelのAC97 2.1規格への準拠など)も実現している。さらに、NetMeetingやPCコンファレンス・アプリケーションに対しても、アコースティック・エコー・キャンセレーション機能を提供し、完全な同時送受信のPCオーディオ・コンファレンスが可能である。

CS4630はシーラス・ロジックのクリスタル(R)ブランドの総合的なオーディオICポートフォリオの最新製品かつハイエンド製品としての機能を備えており、他社のDSP製品に類のない省コストと上位互換性をOEMに提供できる。CS4630はハイエンドPCをターゲットにすると同時に、コンピュータ・ゲームからSTBまで、PCIバス上で必要とされるあらゆるアプリケーションをターゲット市場にしている。

「競争の激しいPC市場では、PCベンダが提供できる音質が差別化の鍵を握っている。消費者はPCをオーディオ家電として扱いつつあり、MP3ファイル、高度なゲーム、DVDムービーの再生や、PCベースのTV会議などで非常に優れた音質を期待している。こうした期待に応えるのは、クリスタル(R)のオーディオICソリューションのポートフォリオしかない」とシーラス・ロジックのクリスタル・オーディオ製品事業部マーケティング・マネージャ、デイビッド・クロウェルは語っている。

プロセッシング・パワーと仕様

CS4630はPCI DSPコアの処理速度を100 MHzから140 MHzに向上させ、現在市場に投入されているどのオーディオ・チップよりも強力な処理能力を備える。この処理能力により、家庭用コンピュータ市場に、付加価値的なオーディオ強化機能(MP3に関連する新しいアプリケーションなど)をマザーボード・レベルでプログラミングしPCに付加することが可能になる。

ダイナミックに変化するオーディオ要求に対応し、重要な開発パートナが製品をカスタマイズできるオプションを提供するため、CS4630はプログラミマブルなアーキテクチャを採用している。これによりメーカはその製品を容易かつコスト効率よくアップグレードし、即座に自社内の新しい製品ラインに組み入れることができる。PCと家電の収斂化という現実に直面しても、このフレキシビリティは、メーカと消費者に「将来の安心感」を与えるだろう。

さらに、競争が激化するPC市場で、CS4630を活用するOEMは、音質、サウンド再生、究極のエンタテイメント臨場感といった面で一般の最新製品との差別化を図ることができる。

PCと家電の収斂化が加速し、PCがオーディオ家電として扱われるようになり、シーラス・ロジックがPC-OEMの主力製品群にハイエンド機能(コンテンツ・プロバイダの推進しているサラウンド・サウンド、カスタム・イコライゼーションを始めとする機能)を提供できるよう期待している。

CS4630は業界標準に準拠し、民生用家電にコネクティビティを提供し、コスト効率のよいソフト・モデムを可能にするために必要な機能一式を装備している。これらの機能には、PCIパワーマネージメント、AC 97 2.1準拠、SPDIF入出力、128-ピン・パッケージ・オプション、デュアルAC 97サポート、ZVポートなどがある。そのホスト・モデム機能には、AC 97 2.1リンクによるウェイクアップ機能、モデム割り込み機能、DAAコントロール用のGPIOピンなどが含まれている。プログラム可能なソフトウェア機能には、ダイナミックに設定可能な10-バンド・グラフィック・イコライザ、アコースティック・エコー・キャンセレーション、コンピュータ・ゲームでの3Dサウンドやウェーブテーブル・シンセサイザのアクセラレーションがある。

パッケージ/価格/出荷予定

CS4630の価格は、10,000個出荷時の単価で12米ドルである。サンプル出荷は9月、量産出荷は1999年末に開始予定である。

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