'SuperDAC'「CS4397」を発表DVD-Audio、SACD両対応のDVDプレイヤーで最高級のオーディオ・クォリティを実現--120 dBダイナミック・レンジとDVDオーディオ、SACDのサポートを実現し新分野のハイエンドDVDプレイヤを創出する

1999年9月22日

シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、最新のクリスタル(R)ブランドのミックスド・シグナル技術に基づき、新しいマルチスタンダード・D/Aコンバータ「CS4397」を発表した。今回発表されたCS4397は、ハイエンドのユニバーサルDVDプレイヤー市場向けに、従来ハイエンドのDVDプレイヤが3つのコンポーネントで構成していたオーディオ性能をシングルチップで実現している。コンポーネント数を削減しつつ、DVDプレイヤーの高級機レンジで臨場感のあるオーディオ・クォリティの実現を可能にした。

新しいオーディオD/Aコンバータ"SuperDAC" CS4397は、高品質のオーディオ出力に加え、DVD-AudioやSuper Audio CD (SACD)など、DVDベースの主要なオーディオ・フォーマットをサポートしている。このSuperDACは将来的に主流となるオーディオ・フォーマットの行方を心配することなく、ハイエンドSACDプレイヤー、DVD-AudioとDVD-Videoに対応するユニバーサルDVDプレイヤーや次世代プロフェッショナル・オーディオ・システムに対応できる。また、CDと下位互換性をもつ新規格の全てに対応しており、CDやDVDといったあらゆるディスクからオーディオを再生するあらゆるDVDシステムにとって、不可欠なコンポーネントを提供している。

SuperDACは、業界最高のダイナミック・レンジ性能120 dBを実現し、DVD-Audio(24-ビット, 192 kHzサンプリング・レート)、SACD (Direct Stream Digital Technology) の次世代オーディオ・フォーマットとの互換性をもった業界初のオーディオD/Aコンバータである。さらに、需要の高い外付け補間フィルタの使用を可能にすることで、HDCD符号化ディスクのサポートもしている。このため、SuperDACを搭載したプレイヤとレシーバでは、真の臨場感あるオーディオ性能が実現され、オーディオ愛好者とホームシアター鑑賞者の期待に充分に応えることができる。

高性能D/Aコンバータ・ファミリー

今回シーラス・ロジックは、別の高性能D/Aコンバータ・ファミリーの新製品「CS4396」を同時発表した。これは、CS4397と同じ高性能を実現しているが、DSDやHDCDのサポートはしていない。クリスタル(R)ブランドの新しい製品ラインは、これからの業界標準フォーマットを採用していく機器メーカーにとって非常に柔軟で安全なソリューションといえる。CS4396とCS4397はピン互換で、製造メーカは新製品を投入する際に規格化の流れを心配する必要がない。

シーラス・ロジックのクリスタル・オーディオ製品事業部マーケティング担当副社長、スキップ・タイラーは、「CS4397とCS4396は、広範囲のオーディオ・チップを提供するリーディング・サプライヤとしてのポジションをより強固なものとする製品ラインである。我々は、オーディオ業界での豊富な経験を活かし、急速に変化していくデジタル・オーディオ市場向けにソリューションを提供しリーダシップをゆるぎないものにしていく」と語っている。

Easy 容易なハイエンド市場への移行

現在、DVD-AudioおよびSACDは次世代の中心となるオーディオ規格の座を争っている。シーラス・ロジックのクリスタル・オーディオ製品事業部マーケティング担当ディレクター、フレッド・バエンズエラは、「SuperDACにおいては規格は問題とならない。シーラス・ロジックのチップが2つのフォーマットに加え、HDCDもサポートしているからである。つまり、機器メーカーは有力なハイエンドDVDとCDの市場に柔軟に対応することができ、時代遅れになりかねない規格に投資するリスクを冒さずに新しい主力製品を迅速に市場投入することができる。また、我々はSuperDACにより、プロフェッショナル品質の120 dBダイナミックレンジを実現するハイエンドのユニバーサルDVDシステムを可能にしている」と述べた。

サウンド鑑賞の楽しみを倍増させる先進技術

CS4397およびCS4396は、DVDビデオ・プレイヤ、DVD-Audioプレイヤー、SACDプレイヤのほか、多様なコンシューマ用およびプロフェッショナル用オーディオ・アプリケーションを対象としている。優れたオーディオ性能とコストパフォーマンスにより、ハイエンドCDプレイヤー、AVアンプおよびレシーバ、アウトボードD/Aコンバータ・ボックスなどのコンシューマ用コンポーネントのほか、ミキシング・コンソール、アウトボード・コンバータ、デジタル・エフェクト・プロセッサなどのプロフェッショナル・スタジオ装置等も対象になる。

この高い性能は、新しいD/Aコンバータの持つ優れたダイナミック・レンジによるが、シーラス・ロジック独自のミックスド・シグナル技術分野における数多くの特許(スイッチド・キャパシタ技術、マルチビット・デルタ・シグマ・モジュレータ・アーキテクチャ、ダイナミック・エレメント・マッチングなど)も深く寄与している。

こうしたテクノロジーは従来の1-ビット DAC設計と比較して、ノイズと歪みを大幅に削減している。また、DVDプレイヤーやCDプレイヤーにノイズ・ジッタを抑制するための高コストで複雑なアナログ・チップ(位相ロック・ループや電圧制御発振器など)を必要としない。これにより機器メーカーは製品の設計を簡素化し、コストを低減し、市場投入までの期間を短縮できるうえに、そのダイナミック・レンジを最大限に引き出すことができる。

パッケージ/価格/出荷予定

高性能D/AコンバータであるCS4397およびCS4396は28-ピンSOICパッケージで供給される。価格はそれぞれ5.70米ドルと4.75米ドル(10,000個出荷時の単価)の設定となっている。両チップ共現在サンプル出荷が可能で、量産出荷は1999年12月上旬に予定されている。

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