1999年9月22日
シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、機器メーカが普及価格帯向けのユニバーサルDVDを現実化するための新しいオーディオD/Aコンバータ「CS4391」を発表した。この新しいクリスタル(R)ブランドのD/Aコンバータは、同社の優れたオーディオ用半導体の専門技術を集約したものである。CS4391は、今回同時発表されたハイエンドの民生向けD/Aコンバータでも採用されている独自のスイッチ・キャパシタ技術を活用し、ジッタ・ノイズを最小限に抑え、他の追随を許さないオーディオ品質(108 dB)の向上と全般的なシステム・コストの削減に成功している。
シーラス・ロジックのクリスタル・オーディオ製品事業部マーケティング担当副社長、テリー・リッチーは、次のように語った。「エンドユーザーは、規格や互換性といった問題にあまり興味がない。単にディスクをプレイヤーに挿入し、最高のパフォーマンスを得ることが重要である。今回の発表では、エンドユーザーが規格や互換性といった問題にかかわらずにソフトを楽しめる環境にむけて大きな第一歩を踏み出すことになった。DVDオーディオとSACD (Super Audio CD)は次世代オーディオ・フォーマットと競い合っているが、シーラス・ロジックのCS4391を選んだメーカは単一チップで両フォーマットをサポートするユニバーサルDVDプレイヤを量産できる」
ジッタ・ノイズの低減によりシステム設計の簡素化を実現
CS4391は性能向上とシステム全般のコスト削減が可能なうえ、ジッタ・ノイズを大幅に排除する機能を備えている。このため複雑なアナログ・システム設計を簡素化することができる。今日の競合他社のソリューションを採用するシステム設計者はジッタ・ノイズを抑制するために、位相ロック・ループや電圧制御発振器など、コストのかかる複雑なアナログ回路を組み込まねばならない。CS4391はシーラス・ロジックのもつオーディオの優れた専門知識と知的資産によるポートフォリオを活用して複雑でコストのかかる外部アナログ回路を不要にし、システム設計の簡素化を実現した。
リッチー副社長は、「オーディオ・メーカにとっては、複雑なアナログ回路をいかにレイアウトしジッタ・ノイズを最小化すればよいかという課題がある。しかし、当社のCS4391の登場により、この問題は解消される。メーカは、ジッタ・ノイズとその低減に関連する複雑なアナログ設計に悩まされる必要はない。次世代DVDプレイヤの生産はCS4391によって、そのコンセプトからエンドユーザー・マーケットへの参入までが大幅に簡素化されたのである」と述べた。
価格および出荷予定
CS4391の価格は、2.05米ドル(10,000個出荷時の単価)に設定される。現在サンプル出荷が可能で、量産出荷は9月末からの予定となっている。