2001年8月14日
シーラス・ロジック(本社:米国テキサス州オースチン、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ、Nasdaq:CRUS)は8月9日(米国時間)、MPEG-2ビデオ録画技術の主要サプライヤであるStream Machine Company(本社:米国カリフォルニア州ミルピタス)を買収する最終的な合意に達したと発表しました。Stream Machine独自の圧縮技術は、DVDレコーダー、パーソナル・ビデオ・レコーダー、カメラ一体型デジタルVCR、PCビデオ・ペリフェラルなど、多機能なホーム・エンタテインメント製品に高品質のビデオを提供します。今回の買収は、次世代ネットワーク・ホームエンタテインメント分野でトータル・エンタテインメント(Total-E(tm))ソリューションを提供する企業ビジョンをより強化することになります。
シーラス・ロジックは、株式交換形式の取引でStream Machineに対して約1億1,000万ドルを支払うことになります。この買収契約は、両社の取締役会で承認を受け、取締当局の承認を待って10月に最終締結の予定です。シーラス・ロジックの予測では、契約締結後の第3四半期内にEPS(1株当たり利益)が増加すると見積もっています。今回の買収はこの5ヶ月間に発表した4番目の買収で、シーラス・ロジックは主に株式交換形式の取引で総計2億7,800万ドルに昇る支出を行っています。
シーラス・ロジックの社長兼CEOデヴィッド・D・フレンチは、「今回の買収により民生用エンタテインメントで新しい急成長分野に必要なエンコーディング技術を提供できるようになり、当社のオーディオ・エンタテインメントにおけるリーダーシップはさらに充実する。今回のStreamMachine買収、Peak Audio買収、LuxSonor SemiconductorsとShareWaveの買収を通じて取得されるオーディオ、ビデオ、ネットワーキングの技術に、シーラス・ロジックの最新オーディオ技術を連携・融合することで、民生用エンタテインメント革命を先導することができる」と述べています。
市場規模
市場調査会社のCahners In-Statは、パーソナル・ビデオ・レコーダー(PVR)やDVDレコーダーといったMPEGエンコーディングを使用する製品の市場が、今後数年で劇的に成長すると予想しています。PVRは2001年の52万台から2005年には1,100万台以上へ、DVDレコーダーは2001年の54万台から2005年には1,700万台以上へと大きく普及を進めるといいます。明らかに世界規模でデジタル・ビデオ・レコーディングが急速に普及します。またMPEG-2エンコーダ・チップの総市場が年率135%の割合で成長し、今年の200万ユニット以下の規模から2005年には3,500万ユニット以上へと急拡大すると予想しています。つまり、半導体の市場規模は今年の3,800万ドルから2005年には3億7,000万ドル以上へと急拡大する見通しです。
市場の展望
Stream Machineの社長兼CEO、Michael L. Canning氏は、「Stream Machineとシーラス・ロジックは、ホーム・エンタテインメント市場について同じビジョンを共有しています。我々の製品は既に次世代システムに出荷中で次々に採用されている最中です。Stream Machineは、パーソナル・ビデオ・レコーダーにストリーミングを付加した実用的なHome Media Centerリファレンス・デザインのデモを行った最初の企業です。このデザインにより、ユーザーは、ホーム・ネットワークに接続されたTVやPCで何時でも何処でも見たいものを鑑賞できるようになりました。私たちは既に、このHome Media CenterをShareWaveワイヤレス・ネットワーキング技術と連携した形式でデモを行い、ネットワーク接続されたホーム・エンタテイメント機器の申し分ないソリューションを提案しています。Stream Machineの技術が、シーラス・ロジックのグローバルな顧客基盤とオーディオ分野での優位性とに結合すれば、次世代ホーム・エンタテインメント製品を設計する企業に対して極めて説得力のあるビジネス提案ができる」と述べています。
Stream Machineは、社員約55名の株式未公開のファブレス半導体企業で、中国に営業拠点を構えています。ホーム・エンタテイメント用途向けに値頃感のある高品質デジタル・オーディオ/ビデオ製品を可能にする革新的な半導体ソリューションの開発に特化しています。Stream Machineの専門技術者チームは、アーキテクチャ、アルゴリズム、圧縮技術など、デジタル・オーディオ/ビデオに幅広い経験を重ねています。現在、4つの特許権を有し、11の特許を申請中です。Canning氏は、シーラス・ロジックのFrench社長兼CEOの下でStream Machine部門のゼネラル・マネージャーを務めることになります。
筐体内で行われるインテリジェント思考
DVDプレイヤーが民生用エレクトロニクス製品のうちで史上最速の成長を見せている理由には、マルチチャネル・オーディオを経験できることに加え、デジタル・ビデオの画像品質が素晴らしいことにもあります。デジタル革命の次の局面は、多様なデジタル家電に接続することです。これで、家庭に流入してくる豊富なメディアをニーズに合わせて取り込んで管理できるため、エンド・ユーザーは何時でも何処でも見たいものを鑑賞することができます。Stream Machineの先進ビデオ圧縮技術では、最高の表示品質を提供するだけでなく、帯域幅と記憶領域を最適に利用する有効なビデオ・ストリームでその品質を実現することができます。
また利便性もエンド・ユーザーがデジタル・メディアを指向する理由の1つです。巻き戻しは不要ですし、ブロードバンド接続によって新しいコンテンツ・ソースも登場しました。さらにPCとホーム・エンタテインメント製品や携帯デバイスとの間でコンテンツをやり取りすることができます。デジタル技術は、こうした大きな利便性を備えています。
Stream Machineは、その独自の圧縮技術の効率性から、今日のホーム・ネットワーク上でいくつもの高品質ビデオ・ストリームを実現できる点で他の追随を許しません。つまり、Stream Machineチップで設計した製品は、ShareWave(シーラス・ロジックが先に買収した会社)で実現するワイヤレス・ホーム・ネットワーキング802.11のようなホーム・ネットワーキング技術上でいくつものチャネルを提供することができます。またStream Machineチップを採用する先進セット・トップ・ボックス(STB)なら、品質を犠牲にせずにハードディスクにより多くのコンテンツを収録できるので、ユーザーは記憶装置を有効利用でき、STBメーカーとケーブル事業者はそのコストを低減することが可能になります。
Stream Machine社について
Stream Machineは、デジタル・ホーム・エンタテインメントの中核をなす企業で、業界をリードするビデオ/オーディオ圧縮を実現するコスト効率のよい半導体ソリューションを提供しています。その独自の圧縮技術は、幅広い範囲のビット・レートで高品質のビデオを提供し、MPEG-2、MP3、Dolby Digitalなどの主要な規格に互換性があります。Stream Machineは高集積化を進めてシステム・コストを低減しているため、エンド・ユーザーに手頃な価格で高品質のデジタル・ビデオ/オーディオ・エンタテインメントを届けることが可能です。同社の詳細については、Webサイトhttp://www.streammachine.comをご参照ください。
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