2001年6月5日
シーラス・ロジック(本社:米国テキサス州オースチン、社長 兼 CEO:デヴィッド・フレンチ、Nasdaq: CRUS)は2001年6月4日(米国時間)、3V電源の省エネ型高精度A/D(アナログ/デジタル)コンバータ「CS5540」および「CS5541」を発表しました。新しいA/Dコンバータにより、これまで研究所での用途に限定されていた高度な精密機器を現場でも運用できるようになります。今回発表されたCS5540およびCS5541の採用により、商用電源での作動機器を、バッテリ電源で有効に動作させることができます。この2つのチップは、低周波数の測定用途をターゲットとし、シリアル・インタフェースを搭載しています。ハンドヘルド機器メーカにとって、低コストで省エネ重視の用途にとって理想的なコンポーネントとなります。
多様なアプリケーションに対応できる工業用A/Dコンバータ
CS5540およびCS5541は、260Hzのスループットで16ビット、6.7Hzのスループットで18ビットの真に雑音のない分解能を実現しています。また、2チャネルのマルチプレクサと、一般的に2次ΔΣモジュレータにみられるトーン排除に成功した、24ビットの4次ΔΣモジュレータを搭載しています。新製品の応用分野としては、ハンドヘルド式の電子温度計、携帯式計量器、ループ電源の機器のほか、パイプラインのオイル・フローといった工業用流体の圧力や流量を測定するために使用するシステムなどがあります。3V電源は、可燃性の化学薬品環境やガス環境で使用される、一定の安全レベルが求められる工業用計器に理想的です。医療用としては、患者の体温を僅か5秒で計測する病院用デジタル体温計や、pH、ブドウ糖レベル、血圧を測定する機器などがあります。
価格/パッケージ/出荷予定
CS5540およびCS5541は、1000個出荷時にそれぞれ5.20ドルおよび6.20ドルに単価設定されています。16ピンSSOP (Shrink Small Outline Package)のパッケージで供給され、現在量産出荷中です。またソフトウェア付きの評価キットも提供可能です。