業界初の安全な携帯オーディオ・デバイス用システム・オン・チップ・ソリューションをInterTrust社と共同開発へ

インターネットのコンテンツを盗難から確実に保護し、メディア・プレイヤ向けの安全な電子取引を可能にするMaverick(tm)チップの登場

1999年11月25日

インターネット・オーディオ・チップ技術のリーダーであるシーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、デジタル商取引用DRM(Digital Rights Management)ソリューションのリーダー企業であるInterTrust Technologies社と共同開発および共同マーケティングの契約を結んだと発表した。両社は今回の契約において、デジタル・オーディオ・プレイヤ、PDA、電子ブック、セルラ・テレフォンを始めとする情報家電向けに、インターネット業界で初めて安全なシステム・オン・チップ(SOC)ソリューションを実現することを目指している。

このSOCは現在開発中で、シーラス・ロジックのインターネット・オーディオ・デバイス用MSP(Market Specific Processors(tm))である新しいMaverick(tm)製品ラインにラインアップされる予定である。シーラス・ロジックにより設計および製造され、InterTrustのパワフルなDRM(Digital Rights Management)技術を組み込むことになる。InterTrustのDRM技術とシーラス・ロジックのMaverickインターネット・オーディオ技術のコンビネーションにより、コンテンツ・プロバイダ、OEM、消費者に以下のような数多くのメリットをもたらす安全なインターネット・ハードウェア・ソリューションが用意されることになる。

より"信用できる"ハードウェア: 携帯用デジタル・オーディオ・デバイスのメーカは、インターネット・セキュリティのための最新SDMI(Secure Digital Music Initiative)条件を上回るよう設計された"信用できる"プレイヤをより迅速に開発できる。

安全な取引: 消費者は、InterTrustの堅牢なDRM技術のメリットを享受できる。この技術では、e-コマース取引の機密性を保てる他、Maverick-ベースのハードウェア・ソリューションを使用して安全性の高いデジタル・オーディオ転送をサポートできる。

Aコンテンツの安全性確保:これまでにないレベルでコンテンツを盗難から保護し、その機密性を保持できるようになる。このため、インターネットを媒介にした音楽の普及が進むことが予想される。著作権の付随するオーディオをWebを介して配布することを躊躇っていたレコード・プロデューサーが懸念する「盗難からの保護」と「機密性の保持」という2つの問題が解決される。

シーラス・ロジックとInterTrustは今回の契約条項のもとで、次世代Maverickインターネット・オーディオ・チップにInterTrustのDRM(Digital Rights Management)セキュリティ機能を搭載することに合意している。チップ・ハードウェアにセキュリティ機能を実装すると、コンテンツ・アクセスのビジネス・ルールに違反したり暗号鍵を"ハッキング"したりすることが極めて難しくなる。これにより、セキュリティを強化したMaverickを搭載したハンドヘルド・デバイスでは、コンテンツが確実に保護され、盗難の危険性が低くなる。また、シーラス・ロジックとInterTrustは契約の一部として、シーラス・ロジックのセキュリティを強化したハードウェアと、InterTrustのDRM技術を共同マーケティングする。

シーラス・ロジックの組み込みプロセッサ事業部担当の副社長兼ゼネラル・マネージャー、マシュー・ペリーは次のように述べた。「シーラス・ロジックは第2世代MP3の新しいデザイン開発をすでに推進しており、Windowsメディア・オーディオ・プレイヤは我々のMaverickインターネット・オーディオ・ソリューションであるEP7209およびEP7211をベースにしている。InterTrust社との契約を通じ、我々は第3世代のデバイス、つまりDRMをインターネット取引に利用可能な“信用できる”プレイヤを実現するための道を切り拓くことを目的として、Maverickインターネット・オーディオ・チップ・ファミリーを拡張できるポジションを確保した。我々がInterTrustをパートナーに選んだのは、同社が幅広い情報家電において汎用性を持ち、クロス・プラットフォームで、スケーラブルなDRM技術を実現したプロバイダだからである」

InterTrust社のピーター・ヴァン・カイレンバーグ社長兼COO(最高業務執行責任者)は次のように語った。「当社のDRMトラスト・レイヤをシステム・ハードウェアにまで拡張使用することを目指して、シーラス・ロジックと協力できるのは大きな喜びである。今回の契約は、インターネット・オーディオ・デバイスから始まり、最終的にはPDA、セルラ・テレフォン、電子ブックを始めとするハンドヘルド情報家電向けに、標準化されたMetaTrust(tm)-承認セキュリティ・プラットフォームを実現可能にするための大切な第一歩である。シーラス・ロジックはシステム・インテグレーションの専門技術、パワー・マネージメント技術に優れ、Maverick技術によりこの市場に多彩なオンチップ機能を投入した実績を誇っている。このように、インターネット取引用の安全性の高い新しいハードウェア・アプリケーション開発を実現するうえで適格な能力を持つシーラス・ロジックは、パートナーとして理想的な企業である」

コンテンツの権利を保護するために理想的なパートナーシップ

シーラス・ロジックのマシュー・ペリー副社長によると、今回の契約と開発途上にあるInterTrust-安全対応のMaverick集積回路の登場はe-家電ビジネスの大きな潜在市場を顕在化させる起爆剤となる画期的な出来事であるという。マーケット・リサーチ企業のInternational Data Corporation (IDC)は、インターネット家電の購買量は実質的にデスクトップPCの購買量を凌駕することになるだろうと予測している。

InterTrustの技術と音楽業界とのパートナーシップが融合したために、InterTrustは携帯デバイスでe-コマースを楽しもうという動きをリードする立場になった。同時に、新しいMaverickプロセッサを携えたシーラス・ロジックは、複数のインターネット・オーディオ規格をサポートし、e-コマース・アプリケーションを対象にしたハンドヘルド民生用製品で高品質オーディオを可能にする強力なシングルチップ・ソリューションを実現する開発をリードする状況にある。

InterTrustは既に、BMG Storage Media、Computacenter、Creative Technology Ltd.、Matsushita Company、Mediascience、Mitsubishi Corp.、MusicMatch、National Computer Systems、National Westminster Bank、PublishOne、Reciprocal Inc.、Reuters、RioPort, Inc.、Samsung SDS、Universal Music Groupなど、数多くのエンタテイメント企業や技術系企業とパートナーシップ契約に署名している。さらに、Digital Theater Systems (DTS)、Fraunhofer Institut、Harris Corp.、Portal Software、SAICとは提携を堅持している。シーラス・ロジックは既にMaverickインターネット・オーディオ・チップを数多くのインターネット家電メーカに提供中であり、Maverickインターネット・オーディオICをベースにして設計された新世代のインターネット・ミュージック製品が西暦2000年第1四半期には一般に出荷される予定となっている。シーラス・ロジックは、InterTrust-対応の新しいMaverickオーディオ・チップについては、西暦2000年の上半期のサンプル出荷に合わせてサンプルを準備する予定である。

RioPort, Incの技術担当エグゼクティブ副社長兼CTO(技術担当最高責任者)であるアンソニー・シャラーは、「当社は、コンテンツ配布保全イニシアティブ(Secure Content Delivery Initiatives)を定義する努力の先頭に立ってきた。私たちは今回の発表を、幅広いコンテンツおよびソフトウェア・アプリケーションとシームレスに連携する安全性の高いデバイスを可能にしようという当社のプラットフォームを補完するものと判断している」と述べている。

InterTrustのDRM(Digital Rights Management)について

DRM技術は、デジタル情報の権利と利益を保護および管理するものである。InterTrustのDRMプラットフォームでは、著者、出版業者、企業、その他の関係者にデジタル情報利用と商用モデル構築のルールを定義するための共通基盤が用意される。InterTrustの技術は、デジタル情報を保護すること、情報配布後に整合性のあるルールを適用すること、情報利用取引に付随する一連のやり取りの多くを自動化することなどを目的としている。InterTrustのDRMプラットフォームは汎用性があり、音楽、出版、ビジネス情報、ビデオ、ゲーム、ソフトウェア、画像など、幅広いメディアに対応可能である。コンテンツ・プロバイダや企業がInterTrust DRMを活用するには、デジタル商取引のニュートラルな環境であるMetaTrust Utilityを利用する必要がある。

InterTrust Technologies社について

InterTrust Technologies社は、DRM(Digital Rights Management)技術をリードするプロバイダである。デジタル商取引のグローバル・システムに参加するデジタル情報、テクノロジー、取引サービスの各プロバイダにとって基盤となる汎用DRMプラットフォームを開発した。InterTrustはそのDRMプラットフォームを、ソフトウェアおよびツールの形式でパートナーにライセンス供与している。こうしたパートナーは一斉に、"MetaTrust Utility"という名称のグローバル商取引システムを構成するデジタル商取引サービスおよびアプリケーションを提供することとなる。

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MaverickおよびMarket Specific ProcessorsはCirrus Logic Inc.の登録商標です。この他、記載の会社名製品は、各社の登録商標もしくは商標です。

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