1999年12月28日
シーラス・ロジック(本社:米国カリフォルニア州フリーモント、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、同社の先進のエンコーダ/デコーダ・チップ「CR3470」がSony Electronicsの新製品Spressa(tm) CD-RWドライブに採用されたと発表した。
ソニーは、プロフェッショナル、企業、SOHO、一般消費者をターゲット・ユーザとして3機種のSpressa CD-RWドライブ(内蔵型2機種、外付け型1機種)を発表した。Spressa Professional SCSI & EIDEドライブ(399ドルのCRX 140S/Cと、349ドルのCRX 140/CH)は、CD-Rメディアの8倍速書き込みと、CD-ROMメディアのエンハンスト32倍速読み出しをサポートしている。また、Spressa USB Plusドライブ(329ドルのCRX 100E/X2)は、CD-RWの4倍速書き込みをサポートし、旧バージョンの2倍のパフォーマンスを達成している。3機種のCD-RWドライブにはすべて、WindowsまたはMacintoshのいずれかのプラットフォームに対応した使いやすいCDマネージメント・ソフトウェアがバンドルされているほか、ソニーは365日間24時間体制で通話料無料のテクニカル・サポートを行う。
Sony Electronicsのコンピュータ・コンポーネント&ペリフェラル事業部の付加価値製品担当ゼネラル・マネージャ、ダーク・ピーターズは、「ソニーのCD-RWドライブの成功は、大きなデータ・ファイルをアーカイブおよび記憶するうえで他の追随を許さない利便性と信頼性を実現したことに起因している。高速で高性能の使いやすいCD-RWドライブをユーザに提供しようという我々の戦略は、シーラス・ロジックのチップ・ソリューションのおかげで増強された」と語っている。
新しい性能標準を設定する高速CD-RWエンコーダ/デコーダ
シーラス・ロジックのCR3470エンコーダ/デコーダは、新しいSpressa CD-RWドライブの特長となり、12倍速の書き込みと40倍速の読み出しをサポートしている。ドライブ・メーカは、この従来にない性能レベルを活用することで、今日の読み出し専用高速CD-ROMドライブの性能に匹敵する40倍速の読み出しを達成し、Zipドライブの4倍速のデータ読み出しを実現したCD-RWソリューションを可能にする。さらに、サポートされている12倍速の書き込み速度を活用することにより、ドライブ・メーカは、Zipドライブよりも高速かつ、現在のCD-RWドライブよりも3倍高速にデータ書き込みのできる能力を提供できる。
Forward Conceptsのウィル・ストラウス社長は、「CD-RWドライブ市場において、ユーザはできるだけ速い書き込み速度を望んでいる。ソニーは8倍速書き込みで業界をリードしており、2000年には100%以上の成長が見込まれる市場で明らかに優位性を保持している」と述べている。ストラウス社長は、ソニーは現在のところ市場をリードする存在で、Spressa並びにOEMドライブはCD-RWドライブ市場の25%以上を占めていると付け加えた。
8倍速以上の書き込み速度への移行を可能にする先進のエラー訂正機能
業界最速のデータ転送レートで最高のデータ整合性を保証するため、シーラス・ロジックはCR3470にプログラム可能なエラー訂正コード(ECC)回路を組み込んでいる。このエラー訂正ロジックは、1%までの未処理のエラー・レートで、90倍速のCD-ROMに匹敵するスループットを持続することができる。また、マルチプル・パス訂正を実行できるので、データ構造に組み込まれた本来的な訂正機能をフルに活用できる。このため、エラー・パターンのバリエーションのために生じる訂正速度の変動によりデータ・スループットに悪影響がでない。このパワフルな独自のECCアルゴリズムは、回復不能なデータを取り出し可能にする。
シーラス・ロジックの光ストレージ事業部担当副社長兼ゼネラル・マネージャ、ボブ・ディケンソンは、「CD-RWドライブの処理速度は高速化を続けている。このため、エラーを迅速に見極めて訂正する機能が不可欠となり、エンコーダ/デコーダは強力なECC機能を提供することが必須の状況である。我々は最先端のECC技術を活用し、書き込み速度を高速化し、CD-RW分野で確保している強力なマーケット・ポジションをさらに拡充していくつもりである」と述べている。ディケンソン副社長はさらに、シーラス・ロジックがECC技術のパイオニアであり、エラー訂正に関連する25の特許権を有していることにも言及した。