2000年10月31日
シーラス・ロジック(本社:米国テキサス州オースチン)は、インターネット通信デバイス用システム・オン・チップ「CS89712」を発表しました。CS89712は、省電力で10Mbps Ethernet 接続(MACおよびPHY搭載)と高性能74MHz ARM720TDMIコア、多様なペリフェラルを集積した通信デバイスです。
CS89712は、H.323およびSIPベースのVoIP電話(インターネット電話)や他の通信家電などのインターネット通信システムにおける設計デザインの簡素化と低コスト化に大きく貢献します。CS89712は、メモリ管理ユニット(MMU)を内蔵し、8Kバイトのキャッシュ、48KバイトのSRAMを搭載しているため、Linuxのようなオープン・ソース・オペレーティング・システムやExpress LogicのThreadXのような市販のリアルタイム・オペレーティング・システムを含めたシングル・ソース・ソリューションの組込みには最適です。デバックツールのサポートはGreen Hillsから、またARMやその他のベンダによるサポートも可能です。
シーラス・ロジック通信製品部門担当副社長兼ゼネラル・マネージャ、Clark Jerniganは、「世界中のインターネット・ユーザのために帯域幅問題の対応が急務となり、帯域幅を活用する通信デバイスの市場は急速に成長しています。現在、コストを低減しつつ市場投入を短縮できる組込みLinuxのようなオープン・ソースのOSやアプリケーションを求める需要が高まっています」と述べています。
豊富な機能を搭載したデバイス
システムの外部ロジックを最小限に抑えるために、CS89712は次のペリフェラルを集積しています。
CS89712は上記のように多様なペリフェラル・セットを集積しているので、ほとんど追加のコンポーネントを要せずに理想的な通信システムを提供できます。また設計支援として、JTAGポートを経由して組み込みの回路内エミュレーション(ICE)とシリコン・デバッグ・サポートも提供しています。
シーラス・ロジックは、エンベディット市場においてEthernetソリューションで業界をリードしています。同社のEthernetコントローラは、ケーブル・モデム、ADSLモデム、ケーブルSTB、VoIP電話など、インターネットへ高速アクセスする製品で採用されています。CS89712は、現在使用できるブロードバンド・アクセスで次世代インターネット通信家電向けの通信プロセッサとして最も新しい製品です。
価格および出荷予定
CS89712は、256-リードPBGAパッケージで供給され、27.00米ドル(10,000個単位出荷時の単価設定)となっています。サンプルと評価ボードの出荷は2000年12月に予定されています。