シーラス・ロジック、業界初AACマルチチャネル・デコーディングをサポートするオーディオDSPデコーダを発表

デジタルテレビ、STB、およびA/Vレシーバをターゲットにした新しいCrystalオーディオ・デコーダで主要な国際規格をフル・サポート

2000年8月 29日

オーディオ半導体の世界市場で大きなシェアを占めるシーラス・ロジック(本社:米国テキサス州オースチン)は、このたび業界初のAACマルチチャネル・オーディオ・デコーダ「CS49310」と「CS49329」を発表しました。この新製品により、機器メーカーは世界の市場に対して互換性のあるソリューションを単一の設計で対応することができます。

デジタルテレビ、STB、およびA/Vレシーバ用に設計された新しいCrystal(r)オーディオDSP「CS49310」と「CS49329」は、今日最も新しい規格であるAACだけでなく、更にDolby Digital、DTS、MPEG-1および2、MPEG-2マルチチャネル、MP3をもサポートします。世界の主要な規格に対応するこれらのチップは、新しい規格が提唱された際にも、対応するマイクロコードをダウンロードすることにより最終製品の寿命を伸ばせるように設計されています。

現在、AACマルチチャネルのオーディオDSPデコーダを量産出荷しているのは、シーラス・ロジックだけです。AAC-オーディオ・ウェブサイトwww.aac-audio.com/applicationsには、「日本ラジオ業界およびビジネス協会(ARIB)は、AACを標準テレビシステム(SDTV)、高解像度テレビ(HDTV)、デジタル・オーディオ、および新しいマルチメディアサービスを含んだすべての日本でのデジタル放送システムのオーディオ・コーディング方式として採用した」と記載されています。AAC放送はこの夏、シーラス・ロジックのAACデコードで対応したHDTVでオリンピック開会式放送を聞くことができます。

「AACは日本における新しい放送用オーディオ規格で、シーラス・ロジックはこの市場を積極的に狙っていた。また新しいデジタル放送システム用に日本が選択した新しい規格をサポートする為に、迅速にマルチチャネルAACデコーディングを組み込んだチップを提供し、一歩リードした」とドルビー研究所のAACビジネス開発マネジャーのAndrew Fischerは述べています。

また、 コンスーマ製品事業部のDSPストラテジック・マーケティング担当副社長Terry Ritchieは「我々のオーディオ・デコーダは、今日のデジタルテレビ放送で使用されている世界中すべてのデジタル・オーディオ規格をサポートする。新しいデコーダでは、日本の大手機器メーカーは、国際市場を考慮した次世代のデジタルテレビ、STBおよびA/Vレシーバを共通の仕様で設計することができる」とコメントしています。

高性能で複数の規格に対応できるオーディオDSPデコーダ、DSPファームウェア、および高解像度データコンバータを供給しているのは、シーラス・ロジックだけです。またこの組み合わせで、インターネット対応にも適したエンターテイメント製品を容易に設計することも可能です。CS49310は放送業務用、CS49329はA/Vレシーバ用です。特定地域の市場のみを対象とした従来のデコーダと違い、新しいCrystalチップは、地理的に異なったデジタル放送市場に同一のハードウエア上でマイクロコードを入れ換えるだけで対応できます。このシングルチップ・ソリューションにより、アジア、ヨーロッパ、日本、および北米で新しく使われている様々な地域の規格をデコーダすることができます。これらのCrystalオーディオデコーダチップによリ機器メーカーは、世界中で採用されているオーディオ規格に対応したSTB、デジタルテレビ、およびA/Vレシーバを開発することができます。さらに、次世代におけるテレビからインターネットへの掛け橋として、これらのデコーダは、最も人気のあるインターネットオーディオ規格であるMP3とAACも対応しています。

価格

CS49310とCS49329は現在量産出荷中で、OEM出荷で20ドルの単価設定になっています。

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