ホーム・インターネット・オーディオ・ジュークボックスに必要なパフォーマンス、I/O柔軟性、セキュリティを提供するMaverick(tm)「EP9312」

MaverickCrunch(tm)演算コプロセッサとMaverickLock(tm)Securityにより最適化された初めてのARM920Tコア・インプリメンテーション

2000年6月16日

インターネット・オーディオ技術のリーダーであるシーラス・ロジック(本社:米国テキサス州オースチン、社長兼CEO:デヴィッド・フレンチ)は、インターネット・オーディオ技術をベースにしたMaverick「EP9312」を発表した。これは高度に最適化を進めたMSP (Market-Specific Processor) で、ホーム・オーディオ・ジュークボックスとサーバをターゲットにし、設計者が求めるパフォーマンス、柔軟性、セキュリティ、市場投入時間の短縮化を実現するのもである。

Maverick EP9312はシステム・オン・チップであり、製品設計の柔軟性を確保するために、新しいパワフルな200 MHz ARM920Tプロセッサ・コア及び、シーラスの新しいMaverickCrunch演算コプロセッサ、特許申請中のMaverickLock Security技術、幅広いペリフェラル・デバイスを組み合わせている。特長として、EP9312は以下の機能を集積している。

  • MaverickCrunch演算コプロセッサ

  • MaverickLock Security

  • EIDEコントローラ。ハードディスク・ドライブやCD-ROMドライブなど、標準的なペリフェラルを接続するために(2台のデバイスまで)200 MHz ARM920Tプロセッサ

  • ホーム・ネットワーク・プロトコルをすべてサポートする1/10/100 Mbps Ethernet MAC

  • 幅広いデジタル・デバイスを接続するための3ポートのUSBホスト

  • モデム制御、IRDA、HDLC用の3個の16550相当UART。115.2 kbpsまでのビット・レートをサポート

  • 高品質オーディオ用のI2Sインタフェース

  • タッチスクリーン・インタフェース付きのLCDコントローラ

  • キーパッド・インタフェース



シーラス・ロジックのエンベディッド・プロセッサ事業部担当の副社長兼ゼネラル・マネージャー、Matthew Perryは、「この先進的な機能と、ソフトウェア・ツール・ベンダから受けている幅広く深い支持のお陰で、我々は、新世代のインターネット・オーディオ・デバイスを適切な機能セットで提供でき、適正な価格帯で設定できる」と述べている。

同事業部のエンジニアリング担当副社長のGreg Northによれば、「浮動小数点演算アーキテクチャと固定小数点演算アーキテクチャをMaverickCrunchプロセッサに統合することで、我々はオーディオ・アルゴリズムを処理する理想的なエンジンを開発できた。革新的な72ビット累算機能付き32b x 32b MACによって、中間フィルタ・ループ演算を媒介にしてフル精度を確保し、量子化誤差の増幅効果(cascading effect)を排除できることになった」という。

MaverickCrunch

MaverickCrunchエンジンは、ARM9コプロセッサ・インタフェースとの互換性を維持しながら、オーディオ・アルゴリズム用に最適化された固定小数点、整数、信号処理命令のバランスをとることを目的とした演算コプロセッサである。演算ユニットの浮動小数点セクションはIEEE-754互換で、単精度および倍精度の浮動小数点演算をアクセラレートする。整数セクションでは、32ビットと64 ビットの演算がサポートされる。また、EP9312には、4個の72ビット・アキュムレータの1つに結果を入れるシングル・サイクルの32 x 32ビットMAC (Multiply-Accumulate)ユニットも組み込まれている。さらに、デザインには、整数と浮動小数点間の変換を行うためのハードウェア・アシストが搭載されている。

MaverickCrunchコプロセッサは、メモリ・インタフェースと命令ストリームをARM920Tと共有しているので、プログラミングするのが容易である。さらに、ハードウェア・フォワーディング/インターロック機能が備えられているため、プログラマは、パイプラインを気にすることなくMaverickCrunchを使うことができる。EP9312のプログラミングは、こうした機能によりCやC++といった標準の高級プログラミング言語を使って容易に行える。

Maverick Lock

MaverickLock Securityでは、安全なダウンロードとデジタル権利のマネージメントなど、アーティストや音楽会社が機密保持と支払いに関して抱いている懸念の多くを軽減する重要機能を提供する。このデザインでは、ハードウェア・ベースのコンテンツ・セキュリティを実現可能にし、複数のセキュリティ・ベンダが同じシステム上に共存できるようになる。また、MaverickLockのユニークなエミュレーション技術によって、プロセッサは、内部メモリや外部メモリを必要とせずにロックト・キャッシュ/MMUエントリをつくることが可能である。さらに、Secure Digital Music Initiative (SDMI)と完全に準拠しており、民生用アプリケーションに産業品質のオンチップ・セキュリティを提供している。ここでは、オンチップの永久的な特殊ID、電子認証鍵、パスワード用に256ビットのレーザー・フューズを使って、安全なハードウェア環境が確保されている。

ソフトウェアのサポート

Maverick EP9312は、Linux、Windows CEを始めとするいくつものオペレーティング・システムに対応している。シーラスは、Cygnusと提携して、Maverick EP9312の幅広いツール・サポートを提供し、ARMプロセッサ・アーキテクチャは世界中のソフトウェア開発者から支持を得ている。さらに、MP3、WMA、AACなど、もっとも普及しているインターネット・オーディオ規格もサポートされている。

価格および出荷予定

新しいMaverick EP9312は、サンプル出荷が第4四半期、量産出荷が来年初頭に予定されている。Maverick EP9312の価格は、10,000個単位の出荷で38.50米ドルの単価設定となる。

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Cirrus Logic、Maverick、 MaverickLockおよびMaverickCrunchはCirrus Logic Inc.の登録商標です。 その他記載の製品名は、各社の登録商標または商標です。

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